人事院が、2024年度春に実施した国家公務員総合職試験の合格者を発表しました。合格者数は1953人だった。最近は、国家公務員の志望者が減りつつありますが、それでも超難関である事は間違いありません。大学別にみると東大出身は189人で、12年度に現在の試験制度となって以降、過去最少となり、出身大別では京大(120人)、立命館大(84人)、東北大(73人)が続いている。

大学入試は、あくまで大学に入学する際の学力を評価なので進学先を考える際に本当に重要なのは、大学卒業までに目標に向かって努力し将来の目標に近づけるよう伸ばしてくれる大学なのかも考えると良いように思います。国家公務員の合格者数も参考情報になるかと思います。

※2024年度(春)の合格者数が10人以上の大学のみ抽出。
01-10
11-20
21-30
31-41

国家公務員の採用試験は、難易度の高い大学が有利な訳ではなく試験結果での合否なので国家公務員、地方公務員を目指す方は、どこの大学に通っていても関係ありません。逆に言えば、難易度が高くない大学で国家公務員採用試験の合格者数が多い大学は、入学後に伸びているという指標の一つなのかも知れません。
実際の人事院の情報は以下のリンクを参考にして下さい。

https://www.jinji.go.jp/content/000002481.pdf



また、大学入試の偏差値で考えた時の序列イメージは以下に作成してみました。ただ、難易度は高いのに社会、企業の評価があまり高くない大学があります。今回は、コスパ的な事も考慮して序列も考慮しつつ各ランキングを参考にすると実はお得に思える大学があるかと思います。

序列


②世界の代表的な大学ランキング






Impact Rankings 2022


THEインパクト

QSエンプロイアビリティランキング

QS世界大学ランキング

当然、難易度の高い大学に進学したいと考えてしまうのが普通ですが
①偏差値が難易度を正しく表現できているとは限らない
②難易度が高くても世間、社会の評価が高いとは限らない
③知名度やブランドイメージで損得に差がある
やはりイメージ的に国公立なら、国立大学の方が知名度が高いし、私立大学なら大学名そのものが有名な方が印象は良いでしょう。ただし、大学で何を学び、どのように社会貢献できるのか?を考えて進学先を決めるのが大切と思います。まだ、何を学ぶか方向性が定まってない人は、ランキングなどを参考にしておくと無難な気がします。あとは、良くも悪くも大学群の括りで難易度のイメージが定着してしまってる印象も拭えないので同レベルで迷った時は、大学群としての上位を選択される場合が多いようですね。

早慶上理ICU:早稲田、慶応義塾、上智、東京理科、国際基督教(ICU)
GMARCH:学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政
関関同立:関西、関西学院、同志社、立命館
産近甲龍:京都産業、近畿、甲南、龍谷
南愛名中:南山、愛知、名城、中京
日東駒専:日本、東洋、駒沢、専修
成成明学獨國武:成蹊、成城、明治学院、獨協、國學院、武蔵
四工大:芝浦工業、工学院、東京電機、東京都市

 ちなみに上記の大学群なら、高卒の人を含めた世代全体で考えれば高学歴と言えますが、筆者の個人的な印象ですが、コスパ的な感覚で難易度の割に評価が高い大学は、東京理科大学、立命館大学、近畿大学、名城大学、芝浦工業大学あたりでしょうか。結果的に理系が強い印象の大学が社会での評価が高いようなイメージです。