雲が流れながらも雲の隙間に見える月が綺麗だったので撮影してみました。
使用カメラ:NiconのCOOLPIX P100
少し雲がるけど「月が綺麗ですね」と言える気がします。

曇りの月-1

曇りの月-2

曇りの月-3

 日本三大随筆の「徒然草」は有名なので知ってる方が多いと思います。
吉田兼好の徒然草で「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」というのをご存知でしょうか。

・原文
花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。
雨に向かいて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。
咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。

・現代語訳
花は満開のときだけを、月は曇りがないのだけを見るものだろうか。
(いや、そうではない)
降っている雨に向かって、見えない月のことを想ったり、簾を垂らして(部屋に籠って)春の移り行くのを知らないでいるのも趣深い。今にも咲きそうな梢や花が散ってしおれている庭にこそ見るべきところが多い(価値がある)。

 なかなかに深い事を伝えてるんだろうと思うのですが、全盛期の時だけを見るんじゃなくて物事の側面をもっと知ると別の良さも分かるという事なのか、恋愛に例えて盛り上がってる時だけ情緒があるってもんじゃないって事なのか、専門家じゃないのでイマイチ分かりませんが、とりあえず間違いないと思っているのは、月が綺麗なのは満月だけじゃないですね。

 雲で月が少し影になる感じと上手に撮影できたと勝手に自画自賛で満足してますが、月の撮影が多くなり「いつでも、どこでも、誰にでも」なにかと「月が綺麗ですね」言ってるので少し気掛かりですが、まあ、大丈夫でしょう。