進学する大学を決める際にどうしても偏差値上位の大学に行きたいと考えてしまいがちですが、大学のランキングは、偏差値だけではありません。今回、QS世界大学ランキングの第20版のランキングを紹介しますが、1,500か所の104の機関を特集し雇用可能性と持続可能性を強調するこの種の唯一のランキングとの事です。大学進学に向け受験勉強に励んでいる高校生の方は、進学先をどのように決めているでしょうか?国公立、私立、自宅から通える所、何を学ぶか、偏差値(難易度)、大学の雰囲気など様々だと思います。受験勉強中は、どうしても偏差値ランキングが気になってしまうと思いますが、偏差値だけでなく国際的なランキングの動向も将来性を考えるのに役立つように思います。昔は偏差値が高かったと言われる過去の難関大学よりも今回のようなランキングにある大学の方が将来性があるようにも思います。
 今回のランキングに偏差値は記載してませんが、偏差値ランキングを見比べるとコストパフォーマンスとは違いますが、何となく難易度VS評価という意味でお得に感じる大学が見つかるかも知れないですね。

QS2024-01

QS2024-02

・QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)
留学生比率、国際教員比率、学部生比率、教員ごとの引用数、学術的評判、雇用主の評判の項目を得点化し評価し総合スコアでランキング化されています。


QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)


偏差値ランクで言われる大学群と比べるとQS世界大学ランキングでは、ランキングの上下で違いはあっても以下と概ね一致してる感じですね。ある程度、難易度の高い大学の方が世界からの評価も高いと言えそうです。
東京一工:東京、京都、一橋、東工大
早慶:早稲田、慶応
旧帝:大阪、名古屋、東北、九州、北海道
上理:上智、東京理科
TOCKY:筑波、お茶の水、千葉、神戸、横国
GMARCH:学習院、明治、青学、立教、中央、法政
関関同立:関西、関学、同志社、立命館
金岡千広:金沢、岡山、千葉、広島
5S:埼玉、静岡、滋賀、信州、新潟
産近甲龍:京産大、近畿、甲南、龍谷
南愛名中:南山、愛知、名城、中京
西福APU:西南学院、福岡、立命館アジア太平洋
日東駒専:日本、東洋、駒沢、専修
(個人的なイメージの偏差値ランク順で上から記載)

色々なランキングを参考に紹介してみましたが、実際には大学へ進学してからの努力が大切だと思います。場合によっては他の大学に編入したり、別の大学の大学院に進学したり大学は多様な選択もできます。ただ、大学に進学してから更に学ぶ意欲、意志の強さは必要かも知れないです。どうしても大学に入学すると達成感に浸ってサボってしまいがちですよね。