品プリより

 数年前に品川プリンスホテルに宿泊する事があり何となく撮影した写真です。きっと、リニア中央新幹線が開通しても特に景色が変わる事もないと思います。ただ、リニア中央新幹線が建設されるのか?開通できるのか?ただでさえ、コロナ禍でテレワークなど新しい働き方などが提起される状況で狭い日本そんなに急いでどこ行くの?って昔、聞いたような言葉も思い出してしまいます。

リニア中央新幹線が本当に必要なのか?ざっくりですが、色々な立場で考えてみます。
まず、リニアの駅が設置されるのは、
・品川駅(東京都)
・相模原市(神奈川県)
・甲府市(山梨県)
・飯田市(長野県)
・中津川市(岐阜県)
・名古屋駅(愛知県)
・三重県(推定)
・奈良県(推定)
・大阪府(推定)
といった所です。

 少なくとも東海道新幹線の駅がない地域(山梨県、長野県、岐阜県、三重県、奈良県)については、当然、リニア中央新幹線が開通したら観光客が増えたり、企業に誘致したり経済的に嬉しい事が多いと考えるでしょう。しかし、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松と6駅も有する静岡県にとっては、嬉しい事は何もなし。更に静岡にとっては、大井川の水量減少や水質悪化の可能性も懸念してしまう。まあ、メリットなしでリスクのみなら反対するはずです。
 正直な所、今のコロナ禍で気付かされたリモート会議、リモート授業にリモート面接、リモート飲み会。日本国内におけるリニア中央新幹線の価値は、新しく駅が設置される県にとっては大きなメリットがあるものの、どちらかと言えば、リニア中央新幹線の海外への売込みかと思います。元々、日本と同じくリニアを開発していたドイツが既に開発を断念しているので予定通りに開通させれば、海外に対して大きな宣伝になるし営業運転する事で安全性の証明にもなります。更に言えば、リニア中央新幹線を運営するJR東海だけでなく、トンネルの掘削機械も工事そのものも売込みが出来るでしょう。大深度の地下を掘って更にトンネルとして崩れないようにシールドする技術は、JR東海と、熊谷組、大豊建設、徳倉建設の共同企業体とJIMテクノロジーなどが力を合わせて頑張っています。
 JR東海がトンネル工事を着工するには、静岡県の主張を考慮すると治水、利水上の支障がないことを証明する必要があるように思いますが、完全な証明が出来る訳もなく、仮に影響がありそうな場合に水路を勝手に設置する事も出来ない訳で、さすがに国として必要な事業だと判断されているならば、静岡を説得するなり影響があった場合の対応を約束するなりを国が対応しないと答えは出そうにないですね。まあ、もしも、いつもの様に政治家たちに土建業界から何らかの利権が働いていたら残念には思いますが、狭い日本そんなに急いでどこ行くの?と思いつつも、国土の狭い日本が豊かに暮らせるのは、色々な価値ある技術を世界に提供し続けている為とも思います。経済成長が大前提なのか、自然や環境を大切にゆったり進むのか?色々な考え方があるので難しい所です。個人的には、ただ単純に生きているうちに一度だけでもリニア中央新幹線に乗ってみたいとは思っています。