日本の大学は、国際的な評価が高くない印象もあり、国として徹底した国際化に取組む大学を重点支援しています。世界トップレベルの大学との交流・連携を実現、加速する新たな取組み、学生のグローバル対応力育成の体制強化などに対してスーパーグローバル大学創成支援プログラム委員会の下に評価部会中立かつ公正に実施されました(令和6年3月21日 スーパーグローバル大学創成支援プログラム委員会決定)

日本の大学ランキングは、偏差値や共通テストの点数でランキングされる事が多い印象ですが、国の支援や評価は、最高学府である研究機関としての大学の評価と考える事もできます。大学に入学する際の難易度は、交通の便が良かったり、スポーツでの活躍が有名だったり、様々な要因が影響しますが、大学そのものの研究機関としての評価は、大学の将来性に強く関係すると思います。
大学が得ている「科研費」の額や「SGUの評価」は将来性を推測すると重要な要素だと思います。

◯タイプA:トップ型(世界大学ランキングトップ100を目指す力のある大学)
※S評価は、東北大学のみ。
タイプA

◯タイプB:グローバル化牽引型(我が国の社会のグローバル化を牽引する大学)
※S評価は、以下の5大学のみ。
・千葉大学
・国際教養大学
・上智大学
・立命館大学
・立命館アジア太平洋大学
タイプB

総括評価の基準(参考)は、以下のようなイメージとされています。
S:優れた取組状況で事業目的が十分に達成され、今後も持続的な発展が確実に期待できる。
A:十分な取組状況で事業目的が達成され、今後も持続的な発展が期待できる。
B:事業目的はある程度達成されているが、今後の発展のためには努力が必要と判断される。
C:事業目的があまり達成されておらず、今後の発展のためにはより一層の努力が必要と判断される。
D:事業目的がほとんど達成されておらず、これまでの取組について再考慮が必要と判断される。
(文部科学省のサイトより引用)

今回、評価「S」のみを取り上げましたが、他の評価「A」の大学も含めて日本の最高学府としての大学に対して国際化、国際的な競争力の重点支援されている大学という事で将来的に更に評価を上げる可能性が高い大学と思います。今後、少子化により国公立大学も統廃合される事も考えられる為、少しでも学歴に価値を持たせたいなら、今後も活躍が期待できる将来性のある大学に進学する事が好ましいと思います。但し、SGUとなっている大学は、入学難易度も高い大学がほとんどなので合格する為に相応の努力も必要だとは思います。



【大学群】
東京一工:東京、京都、一橋、東工大
早慶:早稲田、慶応
旧帝:大阪、名古屋、東北、九州、北海道
TOCKY:筑波、お茶の水、千葉、神戸、横国
上理:上智、東京理科
GMARCH:学習院、明治、青学、立教、中央、法政
関関同立:関西、関学、同志社、立命館
金岡千広:金沢、岡山、千葉、広島
電農名繊:電気通信、東京農工、京都工芸繊維、名古屋工業
5S:埼玉、静岡、滋賀、信州、新潟
5山:山梨、富山、山口、山形、和歌山
産近甲龍:京産大、近畿、甲南、龍谷
南愛名中:南山、愛知、名城、中京 
日東駒専:日本、東洋、駒沢、専修
(個人的なイメージの偏差値ランク順で上から記載)

大学群の序列SABC