かつて夏目漱石が「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」と訳したというエピソードをご存知でしょうか? 「月が綺麗ですね」=「あなたが好きです」という意味です。直接的な表現が苦手な方には都合の良い告白方法かも知れませんね。ただ、相手が夏目漱石のエピソードを知ってる事が前提です。この告白方法、きっと夫婦では使わないはずですが、試しに嫁ちゃんに使ってみました。結果的に返事はスルーです。
ちなみに「月が綺麗ですね」の対応としては、私もあなたが好きという事なら「死んでもいいわ」が定番となります。死んでもいいわというのは、文豪の二葉亭四迷が「Yours(あなたのものよ)」というセリフを「死んでもいいわ」と訳したことに由来しているようです。 とりあえず、「月が綺麗ですね」と「死んでもいいわ」がセットなのですが、エピソードを知っていても「死んでもいいわ」と反応する方がよっぽど恥ずかしい気がしますね。 ところで「月が綺麗ですね」を英語に訳すと「The moon is beautiful」でした。これが「I love you」になったら面白かったのですが、そんな訳ないですよね。