各大学の難易度、偏差値で序列について議論される事が多々ありますが、今回、駿台予備学校が実施する模試試験(駿台全国模試、駿台共通テスト模試)の合格ライン偏差値から、各大学の理系(理学系、工学系)の各入試方式で平均値を表にしてみました。実際には、理学系のみの大学や工学系のみの大学もある事から、必ずしも全体の難易度を示している訳ではありませんが、広く大きく考えればある程度は正しい序列になっていると思います。

よく国立と私立で実際の難易度が異なると議論されますが、確かに試験科目が異なる事、受験機会が国立なら前期と後期のみ(定員数を考慮すると事実上は前期が主)となる為、偏差値で整理すると国公立大学が不利になると思われる方も多いと思います。それでも単純に1回の受験チャンスに対しての難易度で考えると偏差値での序列も間違いではないと考えています。受験を経験された方であれば、同じ大学を複数回の受験で全て合格という訳ではない方も多いと思います。その意味で国公立はチャレンジできない状況になる場合も多いので難しいと言えますが、1回の受験に対しての合否という意味では、偏差値が分かり易いものさしかと思います。

国公私外01
(表に記載の国公私)

理系01理系02

理系03理系04

東京一工:東京、京都、一橋、東工大
旧帝:大阪、名古屋、東北、九州、北海道
早慶:早稲田、慶応
TOCKY:筑波、お茶の水、千葉、神戸、横国
上理:上智、東京理科
金岡千広:金沢、岡山、千葉、広島
GMARCH:学習院、明治、青学、立教、法政
関関同立:関西、関学、同志社、立命館
5S:埼玉、静岡、滋賀、信州、新潟
産近甲龍:京産大、近畿、甲南、龍谷
南愛名中:南山、愛知、名城、中京
日東駒専:日本、東洋、駒沢、専修

ざっくりですが、理系なら上から記載順あたりが進学先の選択順のイメージです。あくまで理系は国公立志向が強い前提で記載してみました。当然ながら、人によって価値観も違えば住んでいる地域も異なるので判断も変わると思います。

今さらですが、レベル別の大学群で偏差値を確認すると、駿台模試の偏差値を使用した事で全体の偏差値が厳しめ(低め)になってしまってますね。ただ、個人的には駿台の偏差値が最も客観性のある数値を公表しているように思っています。塾によっては大学と関係が強く特定の大学について偏差値を釣り上げている場合があるので色々な塾の偏差値を比較して難易度を考えた方が良いと思います。また、特に理系の場合は、国公立と私立で学費の差が大きく進学先に国公立大学を選ぶ場合が多くなると思います。結果的に世間的な評価も国公立大学の方が偏差値ランクより高く評価されやすいのではないでしょうか。さすがに医学部ほどではないですが、理学系、工学系でも文系とは異なり、私立理系なら国公立に対して学費が倍以上で毎年の学費が約100万円も違いますよね。そうなると国公立大学を選択したくなりますね。文系なら毎年の学費が約40万円差なので理系ほど国公立志向が強くないのが実態でしょうね。
ちなみに実際に大学受験する方は、大学の序列や偏差値ランキングをあまり気にせず勉強に励んだ方が良いと思います。難易度を知ったり、狙い目の大学を調べたりで学力が上がる訳ではありません。ただ、今でも高校や塾の先生は、特に理系ほど国公立を強く勧めらると思います。確かに理系の場合、国公立大学だと学費的なメリットも大きいので理解できますが、浪人してまで国公立に執着するべきか考えると微妙な場合もあると思います。やはり浪人する場合は、どうしても納得できない、妥協できないという強い意志が欲しいですね。何故なら、浪人しても第一志望の大学に合格できる保証はないので・・・。最終的に第1志望に合格できなくても大学受験の合否結果に期待と不安を抱き努力した時間は人生のスパイスという事で後から良い思い出話に出来れば大学受験は成功だと思います。